トレンドの「採用ショート動画」10選!多くの企業がSNSに注力する理由とは?

採用ショート動画は、企業の組織力を底上げする重要な手法のひとつ。InstagramやTikTok、YouTubeなどでみかけることも多いのではないでしょうか。事業規模や職種を問わず活用できることから、採用ショート動画に幅広い企業が注力し始めています。トレンドの採用ショート動画は、シンプルにおもろい動画も沢山。ぜひ仕事の息抜きも兼ねて、参考にしてみてください。
本記事では、トレンドの採用ショート動画10選とともに、企業がSNSに注力する理由や、発信の手法などを解説します。
採用ショート動画に企業が注力する理由

多くの企業が採用ショート動画に注力するのは、活用するメリットがあるからです。なかでも代表的な活用の利点を5つ、簡単にご紹介します。
企業認知度を高められる
TikTokやInstagramなどのショート動画は拡散力があるため、沢山の人に情報を届けることが可能です。1分以内の短いショート動画は、リピートされる確率が比較的高いのも大きな特徴。空き時間に気軽にみれることから、企業認知度を高めるうえでも非常に有効な手段となっています。
応募数を集めやすくなる
採用ショート動画によって認知度が高まれば、応募数を集めやすくなるメリットがあります。求人サイトや求人手法が多様化し、単体のサイトでは応募を集めにくくなった昨今。幅広い求職者に安価で情報を届ける手法として、ショート動画に注目が集まっています。
定着率の向上も目指せる
採用ショート動画は入社後のミスマッチ防止など、定着率の改善にも効果が期待できます。多くの企業が課題である、「思ってた会社と違った」「期待していた人材ではなかった」という入社後の相互ミスマッチ。この意識のズレを防ぐことで、結果的に採用費用の圧縮も可能です。自社ブランディングの効果もあるため、社員とのエンゲージメントを高めることもできるでしょう。
比較的簡単に発信できる
採用ショート動画は、自社で発信する場合も外注する場合も、比較的安価で簡単に発信できるのも大きなメリットです。知識のある社員が在籍していれば、さほど費用を掛けずに運用までを行えます。まずは自社で運用してみて、必要に応じて専門家に頼るのも良い方法です。
若い層にリーチできる
ショート動画は10代後半から20代までの、特に若い層を取り込む手段として非常に有効です。求人サイトを閲覧しない層から、将来入社する可能性がある、高校生以下の潜在層まで、若い層へのリーチも可能。長期的な採用戦略と絡めれば、さまざまな効果が期待できます。
人気の採用ショート動画10選
日々沢山発信される採用ショート動画の中から、特に人気の高いもの10作品を厳選してご紹介します。人気の採用ショート動画を発信する企業と自社との共通点を探せば、SNS戦略の参考にすることが可能です。ぜひお仕事の合間などに、楽しみながらご覧ください。
①三重県警
採用ショート動画は、今や公務員募集にも活用され始めています。本動画の再生数は、なんと約120万回。三重県警採用公式チャンネルの登録者は約200人程ですが、非常に多くの閲覧数を集めています。出演キャストは現場で働く、本物の警察官。そのリアルさも、人気を集めている理由です。
②清水建設
建築土木系職種は、労働環境の厳しさや体力的な負担の大きさから、応募を集めにくい採用難職種の代表格。清水建設のような大手であっても、もちろん例外ではありません。本動画は若手社員の日常をプロモーションビデオ風に描き、仕事や企業の魅力を訴求する内容となっています。
③ダイキン工業株式会社
ダイキン工業はTikTokなどのショート動画にも力を入れており、すでに多数のコンテンツを発信しています。なかでも採用担当者自身が出演する本動画が、特に注目を集めました。動画から自社採用ページに誘導する手法も、ぜひ参考にしたい一例です。
④三和交通株式会社
採用ショート動画の先駆けとも言えるのが、三和交通株式会社の動画です。「みぞ部長」と呼ばれるおじさん社員がダンスを踊る動画が大ヒット。TikTok2021上半期トレンドクリエイター部門にもノミネートされ、タクシー業界の平均年齢を大きく下回る、平均40歳前後の社員構成を実現しました。
⑤ANA(全日本空輸株式会社)
ANAもSNSショート動画に注力し、500万人を超える総フォロワーを獲得しています。幅広い職種のスタッフのダンス動画や、社員が空港の裏側を写した企画などが大人気。採用向けの動画でありながら、一般乗客向けのブランディングにもなっている動画です。
⑥株式会社泉
株式会社泉は、仙台で40年以上続く清掃業の会社です。女性スタッフの勤務風景を紹介するショート動画が大バズり。男性のイメージの強い業界に、「女性も自分らしく勤務できる」という新しい風を吹き込みました。現在も継続して発信を続け、人気を維持している採用チャンネルです。
⑦山口県職員(林業)
山口県職員の採用ショート動画は、夏に発信してすでに10万回以上の再生を記録。林業に携わる公務員の勤務風景を、シンプルで爽やかな雰囲気にまとめている動画が人気を集めています。珍しい林業の仕事風景を発信することで、求職者のアクションを促す採用動画です。
⑧Genkigroup(介護職)
Genkigroupは、介護事業を中心に、医療・教育・福祉事業など幅広い事業を展開する企業です。介護施設で働く男性の一日を、自宅で起床したタイミングから描いています。再生数は既に100万回以上。働く人が身近に感じられる動画構成となっています。
⑨オフィスナビ株式会社
全国47都道府県でオフィス仲介・内装デザイン・施工を行うオフィスコンサルティング会社です。ドラマ仕立てになっており、継続視聴しながら企業を知ることができる動画企画。自社採用サイトへの誘導もわかりやすく、エントリーまでの設計を参考にしたい動画のひとつです。
⑩オーディオテクニカ福井
製造・職人の世界とかけ離れたイメージのある、女性活躍をテーマとした採用動画。静かなトーンと美しいBGMが珍しく、他社との差別化が明確であるためインパクトを感じます。地方採用でも企画や動画の質・コンセプトにこだわれば、再生数を集めることができるという好事例です。
採用ショート動画を発信する、代表的な手法

では最後に、採用ショート動画を発信する時に選べる3つの手法について解説します。
自社で内製化する
SNSでの発信や、マーケティング知識を持つ社員が自社に在籍している場合は、社内リソースを活用して内製化することも可能です。一方で、知識が充分でない場合は全く閲覧されなかったり、応募が集まらないケースも珍しくはありません。日々データを記録して改善を繰り返し、長期的な視点でゆっくりと効果につなげましょう。
一部外注する
自社内で運用してみて苦手なタスクが明確になったら、一部業務を外注するのも効果的です。たとえば、「発信や運用はできるが、ターゲット選定があいまい」「イメージは固まっているが、コンテンツの質が低い」などの場合は、戦略設定や動画制作などを部分的に依頼します。依頼によって外注先からマーケティング知識も得られるため、担当者のレベルUPの機会としても有効です。
すべて外注する
SNSの担当者が置けない場合や、効果を早く出したい場合などは、SNS運用のすべてを外注する方法もあります。依頼先によってはブランディングやターゲット設計、企画・コンテンツ制作・運用までを一気通貫で任せることが可能です。信頼できる依頼先と長期的なパートナーシップを組めば、より計画的に効率良く、採用力の向上を目指せるでしょう。
まとめ
採用ショート動画は企業のブランディングにもつながる、特に若手の採用力向上に有効な手段のひとつです。人事や採用担当者という肩書を抜きにしても、みているだけでとても楽しいですよね。応募を集めるには、まずは沢山の求職者に閲覧して、興味を持って貰う仕組みづくりが大切。企画段階から楽しみながら、ぜひ自社採用ショート動画の発信に挑戦してみてください。
私たちnola株式会社も、マーケティングを専門とする企業の一社です。ショート動画などマーケティングに関するご協力や、採用・ブランディングなど幅広いサポートを提供しております。お困りのことがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。